用語解説　ビルドとは - 山小屋セーフハウス

ビルドの話をしようと思う。

最近、今最も流行している「377」と呼ばれているビルドについてちょっと検索してみたところ。

「タレントなんか関係ない377にすると強くなるんだ。」

みたいなちょっと理解できない書き込みを見つけた。

どうも、

「情報が先走っているのかな？」とか、

「ディビジョン2から始めたよく理解していないプレイヤーが意外と多いな。」

などとも感じた。
わかりやすく解説したいと思うので、ぜひ理解していただきたい。

以前に書いたとおり、このゲームのキャラクターレベルは最大で30とかなり低く、みっちりプレイすれば1週間程度で、到達可能だ。

レベル30のキャラクターのステータスは皆同じなのでプレイ開始、一週間の人も、一ヶ月の人も、キャラの性能は同じということになる。

その後のプレイヤーの差は、装備の強さの差になることも、以前書いた。

この、装備の差とは、単純に「攻撃力が高い」、「防御力が高い」＝「ギアスコアが高い」という部分ももちろんあるのだが、それ以外にも「セット装備が揃っているか？」とか、「装備についたタレントが噛み合っているか？」とか、「それら装備に見合った立ち回りをしているか？」といった部分がかなり大きな要素になっている。

この「装備のセット効果」や、「タレントの噛合」がいわゆる「ビルド」と呼ばれるものであり、出来上がったビルドには、プレイヤーの思い入れであったり、有名なものには独自の名前がつけられて、カスタマイズされたり拡張されたりする。

これが、ビルドの面白さだ。

私自身はディビジョンエージェントの最終的な楽しみ方ではないかとも思うし、ビルド作りは、ワールドクラス5解放したプレイヤーにとって「この後何したらいいの？」という疑問への回答にもなると思う。

エージェントはビルドをより強化するために強い敵に挑み、より強い敵を倒すために強いビルドを作り出したり、強化したりしていく。
こうなると完全に「ディビジョン無間地獄」状態だ。装備を集めるために戦うのか？戦うために装備を集めるのか？エージェントがこの地獄から抜け出せないようにするために、ディビジョン2は更新を重ねていると言ってもいいだろう。

もちろん、ビルドはエージェントレベルの低い段階から作ったりしてもいいし、自分で編み出して装備するのもOK。ルールはないので自由に「こういう装備はどう？」と試して楽しむのも大いにありだと思う。

反面、高性能な有名ビルドはかなり考えつくされていて強い。作り出す制約もきつかったり、一度完成させると強化するために崩すことすらはばかられるビルドも多い。

個人的に、ビルドは大まかに分けると2種類あると思う。

一つはゲーム作成側で準備したビルド。

ディビジョン2では初期段階から手に入る装備にも「ブランドセットボーナス」があり、セットの数を揃えることで、ドンドン特殊効果が追加されていく。前作ディビジョンにもあった、緑装備も導入されて、セット効果は今後も更新のたびに強化されていくだろう。

本作のセット効果は1つ目から発動する作りになっていて、かなり気軽に利用できる。
装備に余裕があれば、セットの組み合わせを十分に考慮して、「2つ目の効果の発動は是非欲しいけど、3つ目は必ずしも必要でない。」といった判断も重要になる。

ビルドづくりのポイントは取捨選択にあるとも言えるかもしれない

もう一つは、

色々なタレントを組み合わせてユーザーが編み出したビルド。

武器や防具など各種装備についた「効果」/「タレント」はこのビルドはゲーム作成サイドも必ずしも意図していないケースが有る。

そのため、ゲームバランスが崩れてしまうような強力ビルドが生まれ、これを抑制するためにタレントの弱体化が図られたりもする（まだ発売されて一ヶ月程度にもかかわらず、つい最近もタレントの弱体化は図られた）。

もうひとつ、ビルドにおいて重要なのは、ビルドに合った立ち回りをしなければならない。ということ。ビルドは作成時に制約が発生するが、運用時にも見合った動きをしなければならない。すでに紹介済みの「自動回復ビルド」では、効果を最大限に活かすためにはカバーに入ってないといけない。自分の現在のビルドをよく理解して立ち回ることが重要だ。

皆がそのビルドを使ってしまうとマルチではゲームバランスがおかしいことになるので、作成側はそうならないように、ビルドや装備の弱体化をはかったりしてくる。できれば「このビルドにはこんな欠点が」とか、「このビルドに対しては、このビルドで対抗するといい」といった具合に多様なビルドが生まれるのが理想的と言える。